
人工筋制御
グループ紹介
機能性繊維を複合することで新たな機能を有する次世代空気圧人工筋や人工筋制御用の小型流体制御デバイスの開発を行っています.
研究内容
スマート人工筋

McKibben型人工筋は空圧で駆動する.一般に空圧制御機器は人工筋に比べて大きく重い.したがって,人工筋駆動に適したコンパクトな制御システムが求められる.
本研究では,スマート人工筋の開発を行っている.センサとして導電性繊維を人工筋のスリーブ内に編みこみ,独自製作した小型バルブを人工筋の両端に内蔵した.実験の結果,これらの繊維センサと小型バルブを用いて人工筋内の圧力を制御することができた.
小型三方弁

近年,出力の大きさや耐衝撃性の観点から油空圧,水圧を用いた流体アクチュエータがロボットの
駆動源として注目され,応用されている.しかし,ロボットの多自由度化には多くの流体制御コンポ
ーネントが必要となり,結果としてシステム全体が大型化する傾向にある.そのため流体制御コンポ
ーネントの小型化が求められている.
本研究では,小型な流体制御システムの実現のため,効果の高い制御弁の小型化を目的としている.
これまで圧電振動子を用いた小型軽量な微粒子励振型制御弁が開発されており,水や油を作動流体と
した流量制御が可能であることが確認されている.また,その微粒子励振型制御弁を2組用いた三方
弁の製作,それによる流体アクチュエータの駆動を実現している.